Record China 2012年4月27日(金) 7時46分
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25日、フランスの週刊誌は、中国政府が失脚した薄熙来(ボー・シーライ)前重慶市党委書記のイメージをあの手この手で失墜させようとしていると報じた。写真は薄熙来氏。
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2012年4月25日、フランスの週刊誌ル・ポワン(Le point)の電子版は、中国政府が失脚した薄熙来(ボー・シーライ)前重慶市党委書記のイメージをあの手この手で失墜させようとしていると報じた。
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記事によると、中国政府が薄氏を失脚させた後、最優先の任務としているのが同氏のイメージを失墜させること。重慶市党委書記の職を解き、中央政治局常務委員会と党中央委員会から除名するだけでは「足りない」と感じているようで、同氏に絡んだスキャンダルを相次いで公表している。薄氏が政界に戻るチャンスを徹底的につぶす所存らしい。
狙いはそれだけではない。中国政府は、薄氏に同情する人たちに「それはとんでもない過ち」であることを知らしめたいとも思っているようだ。英国人ニール・ヘイウッド氏の死をめぐる報道も盛んに行われている。香港メディアは殺人容疑がかけられている薄氏の妻、谷開来(グー・カイライ)氏の愛人だったと伝えている。
なるほど、これで薄氏の腹心だった王立軍(ワン・リージュン)前重慶市副市長がなぜ米総領事館に危険を冒してまで駆け込んだのか、理解できる。自分も同じ目に遭うのではないかと恐れ、自らの知っている情報をすべて成都の米総領事館に暴露したのだ。こんなことは前代未聞だが、大胆かつ悪知恵に長けたやり方だといえる。
しかも、米総領事館の情報によると、王氏は米総領事館から自ら北京の中国共産党中央規律検査委員会に電話していた。政治に敏感な中国人に言わせれば、王氏はこれで自らの命を救ったことになる。
中国政府にとって最も頭が痛いのが、どうすれば思想を統一し、党内部や軍部の薄氏の息のかかった人たちを引き込むことができるのか、ということ。いずれにしろ、1つだけはっきりいえるのは、中国政府が薄氏とその妻の罪を軽くするようなことは決してないという点だろう。(翻訳・編集/NN)
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