インドと中国、相互協力という奇策でウィンウィンの関係を―香港メディア

Record China    2012年4月24日(火) 5時21分

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19日、香港メディアは、インドと中国の相互協力という奇策によって、インドは中国の投資による輸送インフラ施設の建設促進を、中国はエネルギー資源輸送の安全を確保できる、ウィンウィンの関係を築けると提案した。写真は中国福建省のLPG船。

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2012年4月19日、香港のオンライン新聞アジア・タイムズ・オンラインは、インドと中国の相互協力という奇策によって、インドは中国の投資による輸送インフラ施設の建設促進を、中国はエネルギー資源輸送の安全を確保できる、ウィンウィンの関係を築けると提案した。22日付で環球時報が伝えた。

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中国が中東からエネルギー資源を海上輸送する際、マラッカ海峡など重要なポイントがいくつかあり、沿岸諸国で一旦紛争が発生すれば輸送ルートが断たれ、中国経済に大きな影響を与える可能性がある。

このリスクを避けるため、中国はインド洋沿岸のセーシェルやパキスタン、モルディブ、スリランカなどの港湾への投資を強化している。併せて、陸路の輸送ルートを確保するため、パキスタンやバングラデシュ、ミャンマーなどの道路や鉄道、天然ガス用パイプラインの建設にも投資している。

中国のこうした投資は、投資を受ける側にも大きなメリットがある。インフラ整備が進むだけでなく、中国からの輸送費用なども獲得できるからである。さらに、新たな貿易ルートとして相互の新市場の開拓に役立つなど、双方にとってメリットがある、いわゆるウィンウィンの関係を形成できる。

しかし、インドだけは中国の投資目的に疑いを抱いており、国防予算を増やし、国境ラインの兵士を増員し、海軍力を増強している。一方で、中国との政治的緊張が高まっている反面、経済においては緊密さを増している。インド経済は現在、各種の問題に直面しており、海外からの直接投資を必要としている。こうした背景の下、両国は今後の相互関係をどう考えているのだろう?

中国はインドが日米やベトナムとの関係を強化することを望んでいるだろうか?インドは南アジア各国が中国に制圧されることを望むのだろうか?両国の直面する問題を解決するためには、インドが従来の固定的な考え方を改め、誰も想像し得ないような策を採用する必要がある。

その策とは、インドが中国に対し、安全な輸送ルートを自主的に提供することである。つまり、インド海軍が中国貨物船のインドまでの航路の安全を保護し、中国へつながる専用鉄道路線を敷設することによって、中国へ物資を安全に届ける。これにより、中国はより安全な輸送ルートを確保でき、インドは中国の投資によってインフラ整備を進められ、両国はウィンウィンの関係を構築できる。さらに重要なのは、両国が戦略的提携協定を締結できることだ。(翻訳・編集/HA)

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