薄氏失脚「政治闘争でない」、新華社が社説でけん制―米メディア

Record China    2012年4月20日(金) 12時41分

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18日、中国重慶市の薄熙来・前市共産党委員会書記の失脚事件について、国営新華社通信は同日の社説記事で「刑事事件であって政治闘争ではない」と強調した。写真は12年3月、両会に出席した薄氏。

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2012年4月18日、米華字サイト・多維ニュースによると、中国重慶市の薄熙来(ボー・シーライ)・前市共産党委員会書記の失脚事件について、国営新華社通信は同日の社説記事で「刑事事件であって政治闘争ではない」と強調した。その上で全共産党員に対し「役職がいかに高くとも、党の規律を乱し職権を濫用してはならない」とクギを指した。

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新華社は同日の社説で、薄氏の妻が関与したとされる英国人実業家ニール・ヘイウッド氏殺害事件についても「法に基づき適正に処理する」と強調した。薄氏が権力争いで失脚したとの見方について「一部の人間が色眼鏡をかけて見るようだが、捜査が進展すれば真相は必ず明らかになる」とした。

さらに社説は、過去に汚職で逮捕された陳希同(チェン・シートン)元北京市書記、陳良宇(チェン・リアンユー)元上海市書記の2人についても触れ、「いかなる犯罪も法の上には平等で、いかなる人間も特権を利用することはできない」と主張した。

社説について、専門家は「同事件を政治闘争と結び付ける海外の分析に対し、中国政府がけん制したのだろう」と指摘している。(翻訳・編集/AA)

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