一部輸入製品の課税価格を調整、ツバメの巣や冬虫夏草は倍増―中国税関総署

Record China    2012年4月19日(木) 7時16分

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17日、新華ネットの報道によると、中国税関総署はこのほど「2012年第15号公告」を発表し、一部輸入製品の課税価格および税率を調整した。写真は江蘇省塩城市の健康食品販売店で売られているツバメの巣。

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2012年4月17日、新華ネットの報道によると、中国税関総署はこのほど「2012年第15号公告」を発表し、一部輸入製品の課税価格および税率を調整した。化粧品の課税価格を一部切り上げ、一部の電子機器・撮影機器の税率および課税価格を切り下げた。ノートパソコンの課税価格は、1台当たり1000元(約1万3000円)から、80%減の200元(約2600円)に切り下げた。京華時報が伝えた。

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2007年に改訂された税率と比較して、今回の新規定の調整は一部製品にとどまった。うち化粧品の税率は依然として50%、食品および飲料も10%のままとなった。税率が下がったのは、革製品、撮影機器、コンピュータおよび周辺機器で、それぞれ10〜20%減となった。

また税関当局は、一部輸入製品の課税価格を調整し、新規定において、大半の高級健康食品および化粧品の課税価格を大幅に切り上げた。ツバメの巣の課税価格は、1000g当たり1万5000元(約19万5000円)から3万元(約39万円)に、冬虫夏草は1000g当たり5万元(約65万円)から10万元(約130万円)に切り上げた。香水等の化粧品の課税価格も大幅に切り上げ、香水は1本当たり100元(約1300円)から300元(約3900円)に、美容液の課税価格は150元(約1950円)から300元(約3900円)に、アイクリームは100元(約1300円)から200元(約2600円)に切り上げた。

課税価格とは、税関が関連規定に基づき、輸出入製品に対して審査を行い確定した見積価格で、 税関の課税の根拠となる。例えば粉ミルクの場合、異なるブランドにより価格が異なっているが、管理の利便性を高めるため、同類製品に合理的な中間価格を設定し、課税の根拠としている。

さらに中国税関総署は、「市場の変化に基づき、一部製品の課税価格を適度に調整した。中国入国者の荷物、個人の郵送物品に対する免税政策の調整はせず、中国入国者の免税対象となる個人用物品の価値は、依然として5000元(約6万5000円)までとする。個人の中国への郵送物品に対する免税減額も、調整しなかった」と発表した。

このほか、キーボード搭載のノートパソコンには、統一的に5000元(約6万5000円)の課税価格が設定され、20%の税率に基づき課税すると、1000元(約1万3000円)支払う必要があった。現在の同種製品の課税価格は2000元(約2万6000円)に、税率も10%に切り下げられた。1台のノートパソコンにかかる税金は、800元減(80%減)の200元(約2600円)となった。キーボード搭載の携帯電話の税率は10%と不変であったが、課税価格は一律1500元(約1万9500円)から1000元(約1万3000円)に切り下げられた。(編集/内山)

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