中国が石炭輸入を急拡大、「石炭争奪戦」勃発の可能性も―韓国メディア

Record China    2012年4月18日(水) 20時42分

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16日、中国が石炭輸入を大幅に増やしていることから、「石炭争奪戦」の勃発が懸念されている。写真は江蘇省連雲港の埠頭。

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2012年4月16日、中国が石炭輸入を大幅に増やしていることから、「石炭争奪戦」の勃発が懸念されている。環球時報(電子版)が韓国・聯合ニュースの報道として伝えた。

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韓国銀行(中央銀行)が同日発表した報告「中国の石炭輸入が急増した背景と啓示」で指摘した。報告は、中国が石炭輸入を確保するため、石炭輸出国への影響力を徐々に強めており、これが取引国間の争いのきっかけとなって国際石炭価格を不安定にさせるとの懸念を示している。

報告は、「石炭戦争」の勃発も予測している。2010年の中国の石炭埋蔵量は、世界全体の27.2%に当たる2794億トン。2011年の中国の石炭生産量は、世界全体の半分に当たる35億トンに上った。それでも、中国は世界第2の石炭輸入国で、2010年は1億6500万トンを輸入している。これは世界の石炭輸入量の17.9%に当たる。

石炭は中国のエネルギー消費量の70.5%を占めており、世界平均(29.6%)の2倍を超える。中国は現在の技術水準では安全で高効率な原発を建設するのは難しく、水資源も乏しいため水力発電も期待できないというのが現状。中国の石炭による発電比率は79%を占めており、今後も石炭需要は増加の一途をたどるとみられている。(翻訳・編集/NN)

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