安倍首相、金委員長より先にトランプ大統領と会談へ=韓国で懸念の声高まる「米朝首脳会談の悪材料に?」

Record China    2018年5月29日(火) 12時40分

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29日、安倍晋三首相とトランプ米大統領が、来月12日に予定された米朝首脳会談を前に日米首脳会談を行うことが、韓国でも大きな注目を集めている。資料写真。

2018年5月29日、安倍晋三首相とトランプ米大統領が、来月12日に予定された米朝首脳会談を前に日米首脳会談を行うことが、韓国でも大きな注目を集めている。

安倍首相とトランプ大統領は28日に電話で会談し、緊密な調整・協力を続けるため米朝首脳会談を前に会談を行うことで一致した。電話会談で安倍首相は、北朝鮮の核、生物化学兵器、弾道ミサイルプログラムの完全かつ永久的な放棄の達成が急がれる点を強調した。

これについて、韓国メディアの聯合ニュースは「朝鮮半島の非核化問題における“ジャパンパッシング”を懸念した安倍首相が、米朝首脳会談を前に慌てて動き出した」との分析を伝えている。安倍首相はこれまでも、米朝首脳会談で日本の安全保障上の利益に関する問題が解決されない可能性を懸念してきた。

デイリー韓国は「安倍首相、金委員長より先にトランプ大統領と首脳会談、米朝首脳会談の悪材料となるか」との見出しで警戒感を示し、安倍首相が先月の日米首脳会談で、トランプ大統領に中・短距離ミサイルの抑制、日本人拉致問題を米朝首脳会談の議題に含むよう要請していたことを伝えている。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからも「邪魔しないで」「なぜ議題に含まれていない生物化学兵器の話を引っ張り出す。明らかに朝鮮半島の平和ムードを壊そうという意図」など、急速に高まる朝鮮半島の融和ムードの変化を懸念する声が多く上がっている。

また「核兵器の日本での保管を提案するとか?」と予想する声や、「北朝鮮の核をなくすなら、日本も軍事力を半分に減らすべき」と主張する声も。

一方で「韓国の大統領がすべき主張を、安倍首相が代わりに主張している」「正直、安倍首相が正しい道を示してくれている」など、北朝鮮に対する厳しい対応を求める声や、「コリアパッシング?」と懸念する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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