Record China 2012年4月14日(土) 10時6分
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12日、中国における都市計画で、ごみ処理が最大の問題の一つとなっている。ごみの量は増える一方であり、処分場の建設も住民の反対に遭うなど難しくなっている。写真は浙江省紹興市の廃品回収場。
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2012年4月12日、国際在線によると、中国における都市計画で、ごみ処理が最大の問題の一つとなっている。埋め立て処分をするにも、ごみの量は増える一方であり、処分場の建設も住民の反対に遭うなど難しくなっている。
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英フィナンシャル・タイムズによると、中国における1人当たりのごみの量は米国などと比べるとまだまだ少ないが、人口が圧倒的に多いことから中国が1年間に排出するごみの総量は3億トンを超え、世界で最もごみが多い国となっている。しかも、ごみの量は年々増え続けている。埋め立てが難しくなっていることから、焼却処分へと徐々に移行してきているが、環境への影響からこれも抗議活動が起こりつつあるという。
人口2000万人を数える首都・北京市では1日当たり2万3000トンのごみを排出している。収入と生活水準の向上に比例して、ごみの増加速度は過去数十年間の人口増加速度の2倍にも達している。そのためごみをどう処分するかが大きな問題となっている。郊外の通州区ではごみの不法投棄が深刻化し、2010年に国が100億元(約1300億円)を投じて投棄されたごみを片づけ、新たなごみ処理施設を建設するところとなった。
中国では今後3年間で熱エネルギーの利用が可能な焼却施設を90基建設する計画だが、ある専門家はごみの問題が最も深刻なのは都市部ではなく農村部だと指摘しており、農村部ではごみの回収システムがいまだ整っておらず、今後事態はさらに深刻化すると予測している。(翻訳・編集/岡田)
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