2018年5月24日、卓球の香港オープン1回戦で、日本の吉村真晴が中国選手を破ったが、日本のネットユーザーからは意外なコメントが寄せられている。

中国の元世界ランク1位でロンドン五輪金メダリストの張継科（ジャン・ジーカー）と対戦した吉村（世界ランク25位）は、接戦の末に4－3で勝利した。張は近年、けがなどの影響で試合から遠ざかっており、今年5月の世界ランクでは168位に後退。4月にスウェーデン南部のハルムスタードで行われた世界選手権団体も欠場していた。

中国のネットユーザーからは、「勝つ時もあれば負ける時もある」「試合を見たけど、状態は良さそう。焦らず復帰すればいい」「ベストには程遠いけど、再出発を選んだ彼の勇気を尊敬する」など、張の状態を気遣うコメントが寄せられた。

一方、日本の卓球ファンの間でも張の人気は高いようで、動画投稿サイト・YouTubeに投稿された試合の動画には「吉村、おめでとう」「吉村選手、かっこいい」といった声がある一方、「うれしいけど複雑」「どっちを応援したらいいのかわからなかった」という声や、「張継科がもどってきてうれしい」「帰ってきた英雄感がハンパない」「個人的には張継科に勝ってほしかったなあ」「俺は日本人だが張継科の強さが見たかった」といった声が多数寄せられた。

また、こうした状況に対して、「張継科のファンやばい」「コメント覧を見たら素直に喜んでる人が少なかった」と漏らすユーザーも見られた。（翻訳・編集/北田）