2018年5月24日、中国外交部のウェブサイトによると、同部の陸慷（ルー・カン）報道官はアフリカのブルキナファソが台湾と“断交”したことについて「称賛する」と発言した。

ブルキナファソ政府が同日に台湾との外交関係を断絶したと発表したことに対する意見を求められた陸報道官は「われわれはブルキナファソ政府が台湾との外交関係を断絶したことについて注視している。中国はこれに対して称賛を示す」語った。

陸報道官はまた「周知のとおり、1971年10月の第26回国連総会にて2758号決議が採択され、中華人民共和国政府が中国を代表する唯一の合法的な政府であることが明確となった。この決議で確認された一つの中国の原則はすでに国際社会で普遍的な共通認識となっている。一つの中国の原則および中国の核心的利益、13億余りの中国人民の感情は、中国と世界各国が友好協力関係を保ち発展させるうえでの前提、政治的基礎でもある」とした。

さらに「現在中国とアフリカの全面的な戦略パートナーシップは良い発展状況を保っている。今年9月にはわが国が中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットを主催する。必ずや双方の友好協力の新たなムーブメントを引き起こすことだろう。近年、ガンビア、サントメプリンシペが相次いでわが国との関係を正常化させた。これは、一つの中国の原則が人びとの向かうところ、トレンドであり、その勢いは止められないことを十分に示すものだ。われわれは、ブルキナファソが一つの原則を踏まえて、1日も早く中国・アフリカ友好協力の輪の中に入ることを期待している」とし、同国との早期の国交樹立に期待感を示した。（翻訳・編集/川尻）