中国マフィアが現地の売春組織と結託、急増する中国人売春婦―スペイン

Record China    2012年4月10日(火) 14時29分

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9日、スペインに中国マフィアが進出し、現地の売春組織と手を組んで中国人売春婦の斡旋に関わっているという。写真は12年3月、山東省青島市で摘発された風俗店。

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2012年4月9日、羊城晩報によると、スペインに中国マフィアが進出し、現地の売春組織と手を組んで中国人売春婦の斡旋に関わっているという。

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フランスとの国境沿いの小さな町、ラ・ジョンクレアはかつて静かな田舎町だった。しかし「欧州最大」とうたった「クラブ・パラダイス」が2010年にオープンして以来、一躍欧州の風俗王国に変身した。売春が法律に触れないスペインでは、経済の低迷とともに風俗産業が急成長しており、こうした売春宿が新しい観光スポットにもなっている。世界各地からやってきた若いバックパッカーたちは「スペイン観光のついでに遊んでみよう」という軽いノリで、この町を訪れるという。「クラブ・パラダイス」は101の個室と150人の女性を提供しており、スペイン国内や隣のフランスからの客が大半を占めている。

スペインの売春宿の女性の多くが人身売買によって強制的に働かされている。バルセロナの関係当局によると、最近では中国マフィアが現地の売春組織と結託し、30カ所の売春宿で中国人売春婦が働いているという。韓国や日本の女性もいることから、当局はアジア人女性の人身売買が増えていると判断。2010年に発表された米国務省の報告書には、「スペインに20万人から40万人いるとされる売春婦のうち、90%が人身売買の被害者」という驚くべき数字が記されていた。スペインの警察と関連当局は「この数字は今後さらに増え続ける」との見方を示している。(翻訳・編集/本郷)

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