<在日中国人のブログ>中国の小学生の夢は汚職官僚!?日本人の夢が中国に再考を促す

Record China    2012年4月7日(土) 19時26分

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5日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は、中国のブログサイトに「日本の小学生の夢、中国人に再考を促す」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2012年4月5日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は、中国のブログサイトに「日本の小学生の夢、中国人に再考を促す」と題する記事を掲載した。

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日本の生活調査機関の最新調査結果によると、日本の小学校の男子が将来最もなりたいのは「スポーツ選手」(26.7%)で、女子は「ケーキ屋さん」(32.2%)だった。1999年の調査開始以来、両者はずっとトップを占めている。

日本の小学生の夢に対し、中国人は意外に感じるだろう。多くの中国人の親からみれば、彼らの夢には見込みがない。中国青少年研究センターの調査報告「少年児童の偶像崇拝・モデル教育」によると、中国の少年たちのアイドルは文化やスポーツのスターばかりだった。

2年ほど前、ある記者が中国の小学1年生に夢を聞いたところ、彼は真面目な顔で「官僚になりたい」と答えた。「どんな官僚になりたいのか」と問うと、迷わず「汚職官僚。だって得なことが多いから」と言った。

日中両国の小学生の夢は、それぞれの国の社会的価値観を反映している。子供は単純で、ごまかさず本音を言う。彼らの夢は日中社会のリトマス試験紙だ。日本は比較的発展し、成熟しており、社会制度も充実している。中国のように浮ついたり、せわしなかったり、利に走るようなこともない。

日本人に言わせれば、スポーツ選手やケーキ屋さんになる夢は、平凡で大それたものではないが、自己実現が可能であり、子供を誇りに思え、社会的な尊重を得られるものだろう。日本社会はそれほど功利主義ではなく、ビジネス重視でもなく、社会的価値観はねじ曲がっていない。

これに対し、中国はまったく逆である。汚職官僚になれば、確かに何でも手に入る。名声、地位、美女、金銭。テレビや映画、スポーツ界のスターになれば、人々に華やかに取り囲まれ、名声と利益の両方を手にできる。中国の小学生の夢は功利主義を反映している。

双方を比較してみると、日本の小学生の夢に中国人は改めて考えさせられる。小学生は体も心も未熟で社会にも出ていない。彼らの人生観、世界観には決まった型がない。一人の小学生が抱く汚職官僚や芸能スターの夢は、彼を取り巻く社会全体を映しているのだ。

小学生の無邪気な答えには、われわれが生きる社会の暗部が隠されている。私たちの次世代の価値観や人生の夢は、現実社会に汚されている。日本の小学生の夢を両親は誇りに思うが、中国の小学生の夢に親たちは恥じ入るだろう。

子供たちは社会の未来であり希望だ。価値観をねじ曲げられた中国の小学生はどんなふうに大きくなるのか。彼らの誤った認識を取り除き、社会が浮つきや功利主義を取り払って初めて、中国の次世代はすくすく育つことができるだろう。(翻訳・編集/AA)

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