中国最大規模のカメラ密輸事件を摘発=6万台を本土に持ち込む―広東省珠海市

Record China    2012年4月6日(金) 7時32分

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5日、「国門之盾」と名付けられた密輸取り締まり作戦により、中国税関は国内最大規模のカメラ密輸事件を摘発した。密輸総額は4億元(約52億円)に上る。写真は北京の博覧会で展示された撮影機材。

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2012年4月5日、「国門之盾」と名付けられた密輸取り締まり作戦により、広東省珠海市とマカオの間にある拱北(こうほく)税関が、中国国内最大規模のカメラ密輸事件を摘発した。密輸総額は4億元(約52億円)に上る。

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取り調べによると、広東、香港、マカオにまたがるカメラの密輸ネットワークが形成され、密輸グループのリーダーが香港で仕入れた品物をマカオに送り、メンバーたちがマカオから中国本土に輸送、広東に運ばれた商品は、再びリーダーが広州、北京、杭州上海などに販売していた。

拱北税関は容疑者14人を勾留、1人は保釈された。押収された証拠物件によると、昨年1月から今年2月15日までに、カメラ6万204台、レンズ1万3623枚、フラッシュ483台、ビデオカメラ1025台、プロジェクター348台が密輸された。

近年、中国では画質の高いプロ仕様のカメラに対する需要が高まっており、ミドル、ハイエンドモデルの人気が急上昇している。俗に「水貨」と呼ばれる密輸商品は、品質、パーツ、修理保証の面で問題が多く、今回の事件で密輸されたカメラも10.6%が中古カメラの再生品だった。

密輸品や再生品のカメラは国内の公平な競争を妨げ、国家の税収管理から逃れることによる国内産業への悪影響が問題になっている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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