片目の子連れ犬、交通整理要員の餌付けで生き延びる―重慶市

Record China    2012年4月10日(火) 15時52分

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4日、中国・重慶市の雑踏で子育てに奮闘するノラ犬が、地元の小動物協会に保護されることになった。

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2012年4月4日、中国・重慶市の雑踏で子育てに奮闘するノラ犬が、地元の小動物協会に保護されることになった。チャイナフォトプレスの報道。

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大都市・重慶で交通整理を行う陳懇(チェン・ケン)さんは半年ほど前、猛スピードで行き交う車の海の中に、骨と皮だけに痩せ細って片目のつぶれたノラ犬が徘徊しているのを発見した。こんな危険な場所に棲み家を構えていては、ほどなく命もついえるだろうと考えていた陳さんだが、年初になってこの犬が妊娠していることに気付く。

陳さんは犬に“大黄(ダーホアン)”という名をつけ、餌付けをすることに決めた。自分の弁当から毎日、少し食べ残した肉まんやゆで卵などを与えるが、大黄は警戒心が強く、陳さんの手からはエサを食べない。陳さんは遠くからエサを投げ与え、大黄の身体を気づかった。

その後、1カ月ほど姿を見せなかった大黄は、知らぬ間に子供を産んでいたらしい。市の清掃員がある日、大通りのロータリーで2匹の子犬の死骸を見つけた。大黄は生き残った3匹のために栄養をつけたいのか、陳さんが毎日エサを与えていた場所に戻ってくるようになった。

これを聞きつけ、大黄親子の保護に動いたのは地元の小動物協会。子犬が育ってきたら、道路に飛び出すなどしてひかれたり、交通に支障を来したりする可能性があるからだ。(翻訳・編集/愛玉)

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