12年越しの夢を実現するために=国籍を変えて五輪に挑む元スター選手―中国

Record China    2012年3月31日(土) 17時7分

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30日、南方都市報は記事「国籍を変えたアスリート=私は中国代表の敵ではない、五輪に参加できればそれでいい」を掲載した。写真は2月20日、ロンドンで行われた飛び込みW杯に出場した黄強。

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2012年3月30日、南方都市報は記事「国籍を変えたアスリート=私は中国代表の敵ではない、五輪に参加できればそれでいい」を掲載した。

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卓球の小山ちれ、ソフトボールの宇津木麗華など、中国人アスリートが国籍を変え、他国の代表となるケースは少なくない。今年、一人の「元」中国人アスリートがロンドン五輪の切符をつかんだ。2000年のシドニー五輪、開幕1カ月前にまさかの落選が決まった飛び込みの黄強(ホアン・チアン)だ。

「ドリームチーム」の一員としてメダルを確実視されながらも、五輪出場を逃した黄は2006年からマレーシア代表のコーチに就任。2011年にマレーシア国籍を取得し、マレーシア代表選手として先月20日のW杯に出場。男子3メートルシンクロ板飛び込みで銅メダルを獲得し、五輪行きを決めた。

南方都市報の取材に答えた黄だが、体形は12年前、18歳の頃と比べてずいぶんふっくらしていた。それでも9キロ体重を落としたという。練習を再開したのは昨年3月のこと。現在の力は全盛期の50%程度で、中国やロシアのライバルと言えるような実力はないと話した。

中国では黄が強敵になるのではと懸念する声も上がっているが、黄は一貫してその力はないと謙遜している。それでも「12年前にできなかったことを成し遂げにいく。ずっと心残りだったので」と五輪に懸ける意欲を見せている。(翻訳・編集/KT)

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