日中国交回復40周年を記念、「地上の天宮―北京・故宮博物院展」が開幕=海外初公開の秘宝も―東京

Record China    2012年3月29日(木) 6時21分

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28日、「地上の天宮―北京・故宮博物院展」が東京都八王子市の東京富士美術館で開幕。程永華・駐日中国大使ら約600人が出席して開会式が行われた。絵画、工芸、服飾、宝飾など中国宮廷文化の名品約200点を展示している。

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2012年3月28日、「地上の天宮―北京・故宮博物院展」が東京都八王子市の東京富士美術館で開幕。程永華・駐日中国大使ら約600人が出席して開会式が行われた。

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女性の徳と教育をテーマに描かれた南宋時代の名画「女孝経図」巻(海外初公開)をはじめ、絵画、工芸、服飾、宝飾など中国宮廷文化の名品約200点を展示。西太后らが用いた豪華な食器セットなど宮中の生活がうかがえる日用品やきらびやかな衣装も目を引く。

開会式には日本と中国の政財界人、文化人や約30カ国の駐日大使ら約600人が出席。かつて八王子の創価大学で学んだ程大使は「中国と日本の友好を促進するこのような展覧会が懐かしい思い出が詰まった八王子で開催されるのは感慨深い。両国民の共通の理解がますます深まるでしょう」とあいさつした。主催者を代表して原田稔・東京富士美術館名誉館長が「海外初公開を含む貴重な宝物が集まった。この種の文化交流は日中両国の平和促進に大きく寄与できる」と謝意を表明。陳麗華・故宮博物院副院長は、今回の展示について「宮廷の生活や歴史について時間と空間を超えて向き合えるよう努めた」と説明した。

北京の故宮博物院はかつて紫禁城と呼ばれ、明・清王朝の歴代皇帝24人が居住した皇宮で、約180万点にのぼるコレクションを収蔵している。

この展覧会は日中国交正常化40周年記念事業の一環で、東京富士美術館、朝日新聞社が主催し、外務省、文化庁、中国文化部、中国大使館、八王子市などが後援した。会期は5月8日まで。(取材・編集/SK)

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