100年前に土葬された女性、火葬のために子孫が死亡届を提出へ―江蘇省南京市

Record China    2012年3月28日(水) 14時12分

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26日、中国江蘇省南京市で約100年前に土葬された女性の遺体が発見され、当局が改めて火葬することを決定した。だが、遺体はほぼ完全な状態で、歴史的価値も高いとみられることから、女性の子孫らは火葬に反対している。写真は中国の納骨堂。

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2012年3月26日、中国江蘇省南京市で約100年前に土葬された女性の遺体が発見され、当局が改めて火葬することを決定した。だが、遺体はほぼ完全な状態で、歴史的価値も高いとみられることから、女性の子孫らは火葬に反対している。中国江蘇網が伝えた。

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発見された女性は地元の馮(フォン)家で約100年前に亡くなった「陶太夫人」。民国18年(1929年)に享年79歳で亡くなったことが分かっている。保存状態が良く、ほぼ完全な状態で見つかった。生前は教養があり礼儀正しく、菜食主義者で、慈善事業に熱心だったという。

地元当局は改めて火葬することを決定し、女性の子孫に「死亡届」の提出を求めた。幸い、馮家にこの「陶太夫人」の写真と生年月日・死亡年月日などの記録が残っていたため、地元自治会から詳細を説明した書類を出せば、地元の派出所で死亡届が出せることになった。

だが、女性の子孫らは「現代人ではないのだから、火葬ではなくもう1度土葬するか、歴史的価値のある文化財として保存して欲しい」と訴えている。法律では1840年以前に埋葬されたものに関しては歴史的価値が認められているが、「陶太夫人」は1929年のため、該当しないという。(翻訳・編集/NN)

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