被災3県訪問の中国人観光客に数次ビザ検討―日本

Record China    2012年3月27日(火) 14時39分

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26日、日本政府が東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県を訪問する中国人観光客に有効期間内なら何回でも日本に入国できる数次査証(マルチビザ)の発給を検討していることが分かった。写真は12年3月、東日本大震災から1年後の宮城県石巻市。

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2012年3月26日、日本の華字紙・日本新華僑報(電子版)によると、北京を訪問した民主党の輿石東幹事長は24日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県を訪問する中国人観光客に、有効期間内なら何回でも日本に入国できる数次査証(マルチビザ)の発給を検討していることを明らかにした。有効期間や使用権限など具体的な内容に関しては今後、さらに話し合われる見込み。人民網日本語版が伝えた。

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同種類のマルチビザは昨年7月、沖縄で導入が実現しており、中国は他の国に先立ってこの政策の対象となった。ビザ発行の緩和を背景に、沖縄を訪れる中国人観光客も順調に増加し、日本の他の都市からも中国人観光客呼び込みのため、同マルチビザの導入を求める声が上がっていた。

日本政府が今回、マルチビザに関する政策緩和を検討しているのは、東北地方の中でも被害が特に深刻だった3県の観光回復を早期実現することで、復興を促進するのがねらい。輿石幹事長は、「旅行者であっても、ビジネス目的であっても、日本を訪問する中国人に日本人が今、復興のために努力していることを肌で感じてもらいたい」と語った。(編集/TF)

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