Record China 2012年3月27日(火) 16時10分
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23日、英国の科学者はこのほど、筋肉の力が弱い人の死亡リスクはそれが強い人よりも2倍近く高く、筋肉の力が1キロ増すたびに、死亡リスクは3%低下することを突き止めた。写真は体を鍛える山東省済南市の男性。
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2012年3月23日、楊子晩報によると、心肺機能が高いほど死亡リスクが低下することは誰でも知っているだろうが、筋肉の力も死亡リスクと関係することはあまり知られていない。英国の科学者はこのほど、筋肉の力が弱い人の死亡リスクはそれが強い人よりも2倍近く高く、筋肉の力が1キロ増すたびに、死亡リスクは3%低下することを突き止めた。つまり簡単に言うと、力が強い人ほど長命で、ひ弱な人ほど短命なのだ。人民網日本語版が伝えた。
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実際にはこの原理はいたって簡単。力を強くしたければ、定期的に筋肉を鍛える。その運動によって、骨や関節の構造が改善され、老化予防につながるのだ。また、人体で糖(グリコーゲン)を最も多く貯蓄する筋肉を鍛えると、糖の働きを高め、筋肉のインスリンに対する反応を敏感にする。筋肉が、インスリンに対して反応が良いと、多くのカロリー(グルコース)は筋肉に蓄えられ、反応が悪いと、多くのカロリーは脂肪に蓄えられる。さらに、血管や心臓の筋肉も鍛えることができる。このように、科学的な運動により、年配の人に多く見られる糖尿病や高血圧、動脈硬化などの慢性疾患の予防や治療につながる。
筋肉トレーニングはさらに骨粗しょう症などの予防にも効果的。骨粗しょう症などは通常、ビタミンを補うことで予防できると考えられているが、米国で7年かけて、3万6828人の中年・年配の人を対象に実施された研究では、カルシウム剤やビタミンDを服用しても、骨粗しょう症の治療にはほとんど効果がなく、骨折に至っては全く予防効果がないことが実証されている。それだけでなく、逆に腎臓結石のリスクを高めてしまう。つまり、骨粗しょう症の予防には、筋肉トレーニングが不可欠で、それと共に日中太陽に当たる時間を長くしたり、カルシウムを補給したりすると、トレーニングの効果を最大限にすることができる。
さらに、筋肉トレーニングは脂肪を燃焼させる効果的な方法で、体重増加の抑制にもつながる。また年配の人は筋肉の力を取り戻し、老化を遅らせ、活力を保つのにも役立つ。
専門家は、年配の人は運動する時、十分に長い時間をかけて呼吸・循環器系機能を刺激する「有酸素運動」も合わせて行うようアドバイスする。「有酸素運動」は筋肉トレーニングと一緒に行ってもいいし、別々に行ってもいい。(編集/TF)
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