2012年3月21日、浙江在線によると、高級自動車との接触事故が増えたことがバス会社にとって大きな負担となっている。接触による賠償負担を軽減するため、浙江省金華市のバス会社が「高級車エンブレム識別図」を作成し、高級車を識別できるよう運転士に注意を促している。

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高級車は無謀な運転をする傾向が高いが、それでも接触した場合には賠償しなければならないケースも多々ある。しかし、賠償額が極めて多額となるため、バス会社こうしたリスト作成はやむにやまれぬことだとしている。

「高級車エンブレム識別図」にはBMWやベンツ、ロールス・ロイス、リンカーン、ランボルギーニ、マセラティなど十数ブランドのエンブレムが列挙され、各ブランドの最低車両価格も記されている。ある運転士は「以前はこうした高級車を見ると新鮮さから目を見張ったが、今はできるだけ近づかないように細心の注意を払っている」と話し、こうしたリストは接触事故や「万一賠償することになったら」という精神的プレッシャーを軽減することに役立つと語る。

金華市では市内中心部に10kmのバス専用通行帯を設置しており、本来であればバスは一般車両とは異なる公共交通機関として優先されるはずだが、自家用車が普及しつつある中、バスを優先する意識は広まっておらず、バス停ですら何台もの車両が違法駐車しているのが現状だという。（翻訳・編集/岡田）