Record China 2018年5月3日(木) 21時10分
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陝西省西安市で1日夜、光源を搭載したドローン1374機を飛ばして、夜空にさまざまな図象や文字を描くイベントが行われた。しかし多くのドローンがコントロールを失い墜落した。
陝西省西安市で1日夜、「赤い5月・西安城壁国際文化祭」の開幕を祝って、光源を搭載したドローン1374機を飛ばして、夜空にさまざまな図象や文字を描くイベントが行われた。4月29日の予行演習では問題がなく、ギネス記録の申請も行ったが、1日夜の本番では多くのドローンがコントロールを失って次々に墜落した。中国メディアの法制晩報などが伝えた。
壮大なイベントだった。地上にある城門をライトアップ。その上空に光源を搭載したドローン1374機を飛ばした。夜空に大きく広がったドローンはまず、実物よりもはるかに大きな城門を描き、さまざまな図象や文字を描くべく飛行を続けた。
ところが、正面から見て左側のドローンのコントロールが失われた。空中に浮かぶ城門の左側が崩れた。5月1日を示す「5.1」の文字の「5」は不思議な形になった。「新時代」の「新」と「時」の文字も台無しになった。飛行したドローンの機数を誇示する「1374」の文字も「1」と「3」の文字が崩れたために、何が何だか分からなくなった。「流れ星」のように墜落してくドローンも多く見られた。
同イベントを主催したのは西安城壁管理委員会。ドローン飛行を請け負ったのは広東億航白鷲伝媒科技で、費用は1050万元(約1億8000万円)だった。西安城壁管理委員会は取材に対してドローン飛行で問題が出たことを認めた。ドローン墜落については「それほど多くなかった」と主張した。ただし、現場にいた人が撮影した動画では、かなりの数のドローンが墜落し、地上で光を発し続けている様子が写っている。
原因については調査中だが、人為ミスとドローンを指示する信号が干渉を受けたことなどが考えられるという。
ドローンを使ったイベントの失敗については記事に対するコメント欄には「風は強くなかったはずだ」「衝突して墜落したドローンもあった」「見物人が多く、撮影して動画配信する人も多かった。だから電波干渉が発生したのでは」などの声が寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)
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