Record China 2018年5月2日(水) 14時30分
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陝西省宝鶏市鳳県の建設工事現場で約2000年前の古銭200キログラムが出土した。現場に駆け付けた当局関係者は、人が多く集まり始めたため、「安全確保」のために緊急の発掘作業を行った。
陝西省メディアの西部網は4月30日、同省宝鶏市鳳県の建設工事現場で約2000年前の古銭200キログラムが出土したと伝えた。通報を受けた当局関係者が現場に駆け付けたが、人が多く集まり始めたため、「安全確保」のために緊急の発掘作業を行ったという。
西部網によると、4月25日午前6時ごろ、鳳県の高速道路建設工事事務所から警察に、地中から大量の古銭が出てきたとの通報があった。そのため、警察と県文物旅游局の関係者が現場に駆け付けた。
現場では、崖を切り崩した部分から大量の古銭が姿を見せていた。古銭の一部は切り崩した崖の下に落ち、散らばっていた。専門家は、古い時代の人々が、穴を掘って通貨をしまっておいた「銭窖(チエンジャオ)」の跡と判断した。
しばらくすると、工事関係者や地元住民が集まり始めた。中国では古銭などが出土した現場で、集まった人々が当局関係者の制止をものともせずに群がって、文化財を持ち去る事件がしばしば発生している。鳳県の出土現場では当局関係者が「安全確保」のため必要と判断して、緊急発掘を実施することに決めた。
発掘の結果、古銭201.5キログラムと銅製の腰ベルト、陶器などが出土した。古銭は2000年近く前の後漢(西暦25−220年)初期のもので、陶器は前漢の特徴を強く残すものだったという。
鳳県文物旅游局は高速道路の建設工事を一時中止させ、現場周辺の調査を行うことに決めた。古銭などの大量出土は、当時の社会の発展や、商業や交通ルートを解明する貴重な手掛かりになるという。(翻訳・編集/如月隼人)
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