中国民間企業にひそかに迫る危機、2代目若だんなは「実業」に興味なし―中国メディア

Record China    2012年3月16日(金) 15時20分

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14日、中国民間企業の経営者交代ラッシュが迫るが、後を継ぐべき子ども世代は実業に関心を持っていないという。写真は江西省最大の一族企業・匯仁集団の経営者一族。

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2012年3月14日、人民網は記事「中国の『富二代』、8割が後継ぎを拒否」を掲載した。

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改革開放初期に創業した企業では経営者の年齢が平均で52歳に達している。今後10年で経営者交代の時期を迎えるが、「富二代」(富裕層の息子)の多くが、本心では後継ぎになりたくないと考えている。

上海交通大学管理学院の余明陽(ユー・ミンヤン)教授の研究チームは、各業界のトップ3に食い込む大手の一族企業182社を調査。中でも最も典型的な家族企業形態をとる54社を分析したところ、後継ぎになりたくない比率は82%に達していた。

「富二代」の多くは名門大学卒業、海外留学を経験した高学歴の持ち主。だが甘やかされて育ったせいか、父親世代が取り組んできた実業、コスト管理、生産管理などの分野に興味が薄く、ITビジネスや投資などに興味を持っている。

友人関係を見ても父親世代は苦楽をともにした同志が中心だが、「富二代」世代は一緒に遊んだ仲間たちが中心となっている。海外のようなプロフェッショナルな経営者の雇用がまだ普及していないだけに、やる気のない「富二代」の経営者就任は大きな問題となりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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