近年中国で広まっているサービスの一つにデリバリーがある。外に出たくない時に料理を届けてもらう人が増えている。それに伴い配達員も増えているが、信号無視といったトラブルもたびたび発生している。

4月20日にも江蘇省常熟市でデリバリーの配達員による信号無視が発生し、警官が制止するも引きずられてしまう事態に発展した。澎湃新聞の25日の報道によると、信号無視を注意された配達員はとっさに逃走を図り、警官を十数メートル引きずって止まった。配達員は「配達の時間に間に合わなくなる」と信号無視の理由を語っているが、拘留処分を受けた。配達員は信号無視のみならず、公務執行妨害でも処罰を受ける可能性があるという。

中国のデリバリーでは、配達時間に遅れたり、顧客からクレームがあったりすると給料が引かれるケースもあり、ネットでは「気持ちはわかるけど、法律は守らなくちゃ」といった声が代表的だった。（翻訳・編集/内山）