中国人にとっての「米国籍」、徐々に魅力薄れる=もはや利点少なく―米誌

Record China    2012年3月13日(火) 14時57分

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10日、中国人が米国籍に魅力を感じなくなりつつある。米国は仕事を見つけにくく、発展途上国のようだと感じる人が少なくないという。写真は08年8月、五輪開催中の北京。

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2012年3月10日、環球時報によると、米アトランティック誌は中国人が米国籍に魅力を感じなくなりつつあると指摘した。米国は仕事を見つけにくく、発展途上国のようだと感じる人が少なくないという。

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これまで米国の永住権や市民権獲得は多くの国の人にとって強く望む対象となっていたが、米国経済が停滞し、失業率の高い状態が続いている一方、中国経済が急速な成長を続ける中、米国の国籍はかつてのような憧れの対象ではなくなりつつあり、中国国内でもそうした話題がネット上のマイクロブログなどで多数議論されている。

ある民間団体の統計によれば、国籍を取得できる状態でありながら申請していない人の数はサンディエゴだけでも15万人を超える。米国勢調査局の公式の統計では、米国内で生活する中国系住民100万人の3分の1が国籍を取得していないが、国籍を取得する利点が見いだせない、あるいはビジネスの主体を中国に移す可能性があるという理由から米国の国籍を取得しないケースがここ数年増えている。

また、中国では米国の国籍を取得する人が嫌われる傾向もあるとされ、国籍を移すことを「汚点」だと見なされることも少なくない。あるネットユーザーは中国を離れた人について、「中国を悪く言う人は『欧米の奴隷』、米国を良く言う人は『米国の犬』、中国人でいるのが嫌だと言う人は『許し難い裏切り者』」だとし、さらに「米国でグリーンカードを取得して街中で『中国が好きだ!』と叫ぶ人は『尊敬できる愛国主義者』だ」と語っている。(翻訳・編集/岡田)

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