「南京に国家規模の抗日戦争記念館を」全人代で提案―中国

Record China    2012年3月9日(金) 16時26分

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9日、中国で現在開会中の全国人民代表大会で、南京芸術学院の鄒建平院長が、国家規模の抗日戦争記念施設の建設を提案した。今年は日中戦争開戦から75年目にあたる。写真は南京大虐殺記念館。

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2012年3月9日、中国で現在開会中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、南京芸術学院の鄒建平(ゾウ・ジエンピン)院長が、国家規模の抗日戦争記念施設の建設を提案した。今年は日中戦争開戦から75年目にあたる。

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「国家のために犠牲になった人々を忘れてはならない」として南京市での建設を提案したのは、「中国人民抗日戦争勝利記念園」。この起案について鄒氏は、名古屋市の河村たかし市長による「南京事件否定」発言の影響も示唆した。「名古屋市長に代表されるように、中国侵略の史実を否定する日本人が少数存在する」とし、彼らに対する反論手段だとしている。

南京市にはすでに「南京大虐殺記念館」「抗日航空烈士記念館」といった施設が存在するが、「それらは歴史事件単体や、抗日英雄の人物紹介に限られていた。抗日戦争勝利記念園は、中国人民による抗日戦争の歴史を全面的に伝えるものである」と主張し、全国の各民族や青少年に対し、歴史を風化させず愛国主義教育を施すため、また、中国が人類の平和や調和のとれた世界の建設に尽力している大国とのイメージをアピールするために有効であるとの考えを表明した。(翻訳・編集/愛玉)

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