西安市に世界で唯一のスモッグ除去タワーが登場=「お金の無駄遣い」「それより誠心誠意、環境をよくする努力をすべき」と中国ネットは否定的

Record China    2018年4月22日(日) 7時10分

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20日、新浪新聞の微博アカウント「頭条新聞」は、西安市に世界で唯一のスモッグ除去タワーが建設されたと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

2018年4月20日、新浪新聞の微博アカウント「頭条新聞」は、西安市に世界で唯一のスモッグ除去タワーが建設されたと伝えた。

記事によると、このスモッグ除去タワーは、2016年に完成し、建設費は1200万元(約2億円)以上かかっており、しかも消耗品などの維持費が年間約20万元(約340万円)かかるという。

17日、研究者がこのスモッグ除去タワーの効果について発表した。それによると、10平方キロメートルの範囲内のPM2.5濃度が平均で11〜19%減少した。大まかな計算によれば、1万平方キロメートル以上ある西安市には、このスモッグ除去タワーが1000基必要だという。

これに対し、中国のネットユーザーから「つまりでっかい空気清浄機だな」「北京もこれが必要です」「このタワーの近くに住んでいる人は幸せだな」などのコメントが寄せられた。

しかし、「お金の無駄遣いでGDPを押し上げている」「こんなパフォーマンスをするより、もっと着実な行動ができないのか?」「そんなものを建てるより、誠心誠意、環境を良くする努力をした方がいい」など、否定的な意見も少なくなかった。

他には「これって電気を使っているの?太陽エネルギーでなければ、結局石油を燃やしているのでは…」「それでもスモッグがひどいというのは、どう説明するのだ?」などの指摘もあった。(翻訳・編集/山中)

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