2012年3月5日、中国国営の石炭大手、中煤能源（チャイナ・コール・エナジー）の張宝山（ジャン・バオシャン）前副董事長（59）が取引企業に便宜を与える代わりに不動産やゴルフ会員権など計284万元（約3650万円）分の賄賂を受け取ったとして、一審で懲役8年の有罪判決を受けた。北京晨報が伝えた。

【その他の写真】

北京市第二人民中級法院（地裁）が言い渡した。調べによると、張氏は2007年〜2009年、中国中煤能源集団公司の副社長兼中煤能源の副董事長という立場を利用して、広東省広州市の取引企業などから相場より明らかに安い価格で北京市東部の不動産を買い取ったり、ゴルフ会員権を受け取ったりした。

張氏はいずれの容疑も否認しているが、今のところ、控訴はしない姿勢を見せている。張氏は2009年11月に「双規」（そうき）（＝汚職の疑いが持たれている中国共産党員に対し、中紀委が決められた場所、時間で行う取り調べのこと）を受け、同年12月に検察当局に逮捕されていた。（翻訳・編集/NN）