巨額債務で窒息寸前の中国高速鉄道、旅客運送部門の利益はほとんどゼロ―英紙

Record China    2012年2月27日(月) 19時40分

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21日、英紙デイリー・テレグラフは記事「中国高速鉄道計画の推進力は使い果たされた」を掲載した。巨額の債務を抱える中国鉄道部。破竹の勢いの建設ラッシュから一転、高速鉄道建設は停滞している。写真は南京南駅の北京・上海間高速鉄道。

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2012年2月21日、英紙デイリー・テレグラフは記事「中国高速鉄道計画の推進力は使い果たされた」を掲載した。25日、環球時報が伝えた。

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中国の交通運輸計画の要であり、世界が驚かさた壮大な高速鉄道計画が今、財務危機に陥っている。中国メディアの報道によると、現在建設中の23プロジェクトのうち70%が一時中止、部分的中止、延期という状況に陥っている。昨年は70路線が新設認可を受けたが、今年は9路線にとどまる見通しだ。

原因は中国鉄道部が抱える巨額の債務だ。高速鉄道の料金は高く、一部路線では乗客数も芳しくないという。中国工程院院士、高速鉄道プロジェクト高級顧問の王夢恕(ワン・モンシュー)氏によると、中国鉄道部の負債は2400億元(約3兆1000億円)に達しており、今後も増加する見通し。旅客運送部門はほとんど利益を生み出せないため返済は困難だ。政府による債務免除、あるいは資金投入が必要だと指摘している。また今年認可された9路線もいまだに着工されていないことも明かしている。(翻訳・編集/KT)

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