2018年4月5日、中国僑網によると、米ニューヨークで中国系のカーサービスを利用した白人男性が業者側から乗車を拒否されるというトラブルがあった。業者側は当初、「外国人の利用は断っている」と説明。男性は「差別だ」とクレームの声を上げた。

記事によると、この白人男性は中国語を10年以上勉強しており、会話も流ちょうにこなせる。男性は先月30日に外出する際、郵便受けに入っていた中国系業者の名刺に書かれていた電話番号に電話を掛けて中国語で車の手配を依頼したが、到着したドライバーは最初、「違う客のところに来てしまった」と説明。その後「確かに車を呼んだ」「別の車を来させるので待って下さい」と双方の間でやり取りがあり、10分余り経過したところで業者側は「われわれは外国人のお客さまは断っています」と説明したそうだ。

このドライバーは後日、当局の許可を得ていない違法営業だったことを明かし、「白人男性が当局関係者ではないかと不安になった。それに自分は英語があまり話せない。客に料金を踏み倒されでもしたら…と考え、いっそ引き受けないことにした」などとコメント。また、ある正規の業者は違法営業をめぐる問題の多さを指摘し、「ニューヨークの街を走る白タクは400台を超える」と説明している。（翻訳・編集/野谷）