日本の「善意」の裏にあるもの―中国メディア

Record China    2018年4月8日(日) 8時40分

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7日、中国網によると、中国社会科学院日本研究所の孟明銘氏は最近の日中関係について「日本が中国へ『善意』を示した場合、裏には何が隠されているか」を分析した。写真は日本の国会。

2018年4月7日、中国網によると、中国社会科学院日本研究所の孟明銘(モン・ミンミン)氏は最近の日中関係について「日本が中国へ『善意』を示した場合、裏には何が隠されているか」を分析した。以下はその概要。

5月には日中韓首脳会談が予定され、日中関係も雪解けを迎えている。日本は国際社会、国内情勢の変化と切り離して考えられないことに気付いたためだ。背景にはまず、日中両国がこのほど再開させた経済分野でのハイレベル対話が、国際貿易における保護主義への対応の重要な一歩になることがある。米中両国が貿易戦争の様相を呈し、トランプ政権は保護主義を強化している。日本は中国に接近することで、新たな選択肢を持つことになる。

さらに、安倍政権の支持率が森友学園をめぐる文書改ざん問題などで、危険水域に入ったことがある。安倍晋三首相は過去にも政治的危機に直面した際、北朝鮮の核問題に世間の注目を集めて乗り切った経緯がある。今回の対中関係における態度の軟化は、日本の国内情勢の変化を考慮したものだ。中国ともやり取りせざるを得ないのだ。

日本が「善意」のシグナルを出した場合、われわれは無視するわけにはいかない。逆に日本の政治集団の分裂をチャンスと捉えて利用するべきだろう。(翻訳・編集/大宮)

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