Record China 2012年2月19日(日) 11時8分
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16日、中国では大気汚染により毎年1000億ドル(約8兆円)を超える経済損失をもたらしていることが分かった。写真は11年12月の北京。
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2012年2月16日、ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトによると、中国では大気汚染により毎年1000億ドル(約8兆円)以上の経済損失をもたらしていることが、マサチューセッツ工科大学の研究で分かった。
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オゾンや微粒子の汚染物質が人体に与える影響を分析する過程で、大気汚染が中国経済に損失をもたらすということが分かった。オゾンも微粒子の汚染物質も、呼吸器や循環器の疾病を引き起こす恐れがある。病気で仕事を休んだり、治療したりすることによる損失量の研究で、大気汚染が2005年には中国経済に1120億ドル(約8兆9000億円)の損失をもたらし、1975年の220億ドル(約1兆7000億円)から大幅に上昇している。タフツ大学でエネルギー・環境政策を研究するケリー・シムズ・ギャラガー教授は、この研究結果はこれまで学者が予測していた数字を大幅に超えていると指摘する。
中国の大気中に含まれる浮遊粒子状物質は、世界保健機関(WHO)が1980年代に制定した指導規則の少なくとも10から16倍となっている。近年中国は大気汚染の改善に一定の成果を上げているものの、この浮遊粒子状物質の数は依然として安全範囲の5倍以上となっており、WHOでは大気汚染による2007年の死亡者数は65万6000人と推計している。(翻訳・編集/中原)
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