抗日戦争期の史跡「蒋介石行営」が取り壊しに、当局は「保護のため」と弁明―重慶市

Record China    2012年2月17日(金) 10時51分

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16日、重慶市にある蒋介石行宮の取り壊しが話題となっている。重慶市渝中区文広新局は「保護のための取り壊し」との見解を発表した。

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2012年2月16日、重慶市にある蒋介石行宮の取り壊しが話題となっている。重慶市渝中区文広新局は「保護のための取り壊し」との見解を発表した。新華網が伝えた。

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蒋介石行宮は1935年、盧溝橋事件後の一時期、中国国民党政府の蒋介石が政務、軍務を執り行っていた場所だ。14日、マイクロブログの書き込みによって、この蒋介石行宮の取り壊しが進んでいることが明らかとなった。屋根も壁も取り壊され、更地にする勢いだ。

先日、北京市では建築家・梁思成(梁啓超の子)と林徽茵夫妻の住居であった四合院建築「梁林故居」が取り壊される事件があった。批判を受けた当局は「補修的取り壊し」と弁明。再建すると約束したが、批判を受けての方針転換ではないかとみられた。

重慶市当局も「保護のための取り壊し」という北京市そっくりの弁解をしており、本当に保護のためだったのかと疑う声が強い。また仮に再建されたとしても、それは元の建築とは別の模倣にすぎず、史跡保護にはならないとの批判もある。(翻訳・編集/KT)

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