中国が日本海に抜けるルートをついに確保、北朝鮮・羅津港の新埠頭使用権を獲得―韓国紙

Record China    2012年2月17日(金) 3時46分

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15日、韓国紙は、中国が北朝鮮の羅先(ラソン)経済特区にある羅津(ラジン)港の使用権獲得に熱心なのは「日本海航路の開拓が目的」と報じた。写真は中朝国境を流れる鴨緑江。

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2012年2月15日、韓国紙・ソウル経済は、中国が北朝鮮の羅先(ラソン)経済特区にある羅津(ラジン)港の使用権獲得に熱心なのは「日本海航路の開拓が目的」と報じた。16日付で中国紙・環球時報が伝えた。

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ソウル経済によると、北朝鮮が羅津港4〜6号埠頭の50年間の使用権を中国に付与した。両国は昨年末、中国が総額30億ドル(約2360億円)を投資して、同経済特区の共同開発を加速させることで合意。まずは羅津港に7万トン級船舶の出入りが可能な4号埠頭、空港、鉄道、火力発電所などを建設し、その後、5〜6号埠頭の建設も行われるという。

同紙は、中国がこれほど羅津港の使用権獲得に熱心なのは、以前から狙っていた日本海航路の開拓が目的との見方を示す。中国で日本海に1番近いのは東北部の吉林省だが、直接面しているわけではない。ロシアと北朝鮮に挟まれているため、わずかに届かないのだ。

中国は4号埠頭の建設と同時に、同省延辺朝鮮族自治州の図們市と同港を結ぶ鉄道の建設も行うとしている。これにより、中国の東北三省から羅津港、日本海を経由しての物資輸送がよりスムーズになる。

また、15日付の韓国・聯合ニュースによると、これにより、羅先経済特区が中国の経済圏に属することになる、との懸念を韓国が膨らませている。「北朝鮮は資金も技術もない。共同開発とは名ばかりで、実際は中国がすべて取り仕切ることになる」とし、「北朝鮮はその使用権と管理権を巨額を投じる中国に与えるしかない」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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