韓国メディアは脱北者の人権問題で中国に圧力を掛けようとしている―中国メディア

Record China    2012年2月16日(木) 11時57分

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15日、韓国メディアが14日に伝えた「中国が脱北者を逮捕し、近く北朝鮮に送還する」という一連の報道に対し、中国メディアは「故意に人権問題に発展させようとしている」と反論した。写真は北朝鮮・新義州。

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2012年2月15日、中国の環球時報(電子版)は、韓国メディアが14日に伝えた「中国が脱北者を逮捕し、近く強制送還する」という一連の報道に対し、「故意に人権問題に発展させようとしている」と反論した。

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14日付の韓国紙・東亜日報は「脱北者33人が中国公安に相次いで逮捕され、北朝鮮に送還される危機に直面している」と報じた。さらに「金正日(キム・ジョンイル)死去100日追悼期間中に脱北した場合、3代まで処刑すると北朝鮮は公言している」と伝え、消息筋の話として「環境の劣悪な政治犯収容所に終生収容される可能性が高く、一部は見せしめのために公開処刑される可能性もある」と報じた。このため、在韓中国大使館周辺では政治家や市民団体が抗議活動を繰り広げた。

こうした報道について、批判的な立場をとる韓国メディアも一部ある。韓国SBSテレビは「『3代まで処刑』は米放送局のラジオ・フリー・アジア(自由アジア放送)が最初に伝えたもの。しかもその情報源は北朝鮮住民わずか2人からの聞き取り調査にすぎない」として、「不透明で不確かな情報は読者を誤った方向に導く」と、行き過ぎた北朝鮮報道を批判している。遼寧社会科学院朝鮮・韓国研究センターの呂超(リュー・チャオ)主任は「脱北者に対する中国の態度は『国際法規と中朝協定、慣例、人道主義』の3つの原則に常に基づいている。韓国メディアは以前から、中国の脱北者への対処について大げさに報道し、人権問題に発展させて中国に圧力をかけようとしている」と主張している。(翻訳・編集/本郷)

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