日本の「一人のための駅」は閉鎖されたが、中国にもこんな心温まる列車があった!―中国メディア

Record China    2018年3月31日(土) 23時0分

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29日、環球網の微博アカウントは「日本の『一人のための駅』は閉鎖されたが、中国ではまだこんな春を運ぶ無料列車が走っている」とし、湖南省を走る「行商列車」を紹介した。資料写真。

2018年3月29日、環球網の微博アカウントは「日本の『一人のための駅』は閉鎖されたが、中国ではまだこんな春を運ぶ無料列車が走っている」とし、湖南省を走る「行商列車」を紹介した。

記事は「日本に唯一の乗客の通学のために3年間静かに営業を続けた『一人のための駅』があったことは、みんな聞いたことがあるだろう」と紹介。これは、廃止が検討されながらも一人の女子高校生が通学に利用するということで3年間営業を継続し、2016年3月に高校生が卒業して廃止となった北海道遠軽町のJR石北線旧白滝駅のことだ。「たった一人のための駅」として国内外で話題となり、中国では美談として大きな注目を集めた。

記事は「多くの人が知らないだろうが、湖南省チン州(チンは林におおざと)市には野菜農家専用列車と称される列車が走っている。もともとは沿線の鉄道職員のための列車だったが、交通の不便な現地で多くの野菜農家が農村から街に野菜を売りに行くため、野菜農家を無料で輸送するようになった」と説明している。日本ではあまり見かけなくなった「行商列車」だ。

中国のネットユーザーからは「感動した」「本当に心温まる」「こういう公共サービスは価値がある」「経済がどんなに発展しても、愛すべき農家たちを待ってあげる必要がある。列車がなくなりませんように」「鉄道を私有化したら、真っ先にこういった路線が廃止されるんだろうな。社会主義の国有企業は、社会に対して責任を持っている」「これこそまさに『人民のために奉仕する』だ」などの称賛が寄せられた。

また、「中国はまだまだ貧しいな」「何をするにも、実際の状況を無視してはいけない」「経済が発展し、技術が進歩しても、最終的な目的は人を大切にすること。初心を忘れてはいけない」といった感想を残すユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻

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