米州立大学で学位の量産、資格なき取得者のほとんどが中国人学生―中国メディア

Record China    2012年2月15日(水) 14時12分

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10日、中国人留学生が多数在籍する米国の某大学で、多くの留学生が入学資格を満たさないまま入学し、必要な単位を取得しないまま学位を授与されていることがわかった。資料写真。

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2012年2月10日、中国人留学生が多数在籍する米国の某大学で、多くの留学生が入学資格を満たさないまま入学し、また、必要な単位を取得しないまま学位を授与されていることがわかった。米ノースダコタ州高等教育委は同日の発表で、州内のディキンソン州立大学が学校の運営状況について「極度の監督・管理不行き届き」との審査を下したとした。東方ネットの報道。

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全学生2700人のうち留学生が1割、国籍別ではアジア系の学生が6割と言われる同学は、「入学資格を満たさずに在籍している留学生が多数」「2003年以降に学位を授与された410人の学生のうち、必須課程を全て修了した学生はわずか10人」「留学生743人の履歴書などにも問題あり」と指摘を受けた。こうした問題を抱える学生のほとんどが中国籍だという。中には英会話もままならないまま入学を果たした学生も存在する。

こうした状況は関連のビザ規定に違反するとして、米国務省、教育省、国土安全保障省などによる処罰が下される可能性がある。学校側は、問題を指摘された学生に対する学位授与を中止するほか、規定に沿わずに学位を“取得してしまった”学生についても、正式な学位の再取得をサポートするなどの対策を打ち出しているが、問題の発覚を受けて副学長が辞職、大学内カレッジ(College of Education,Business and Appiled Sciences)の学長が拳銃自殺に追い込まれている。

米国の高等教育機関でこうした醜聞が明るみになることは、もはやさして珍しいことではなくなってきている。わずか数週間前にも同様の報道があったばかりだ。とくにノースダコタ州は石油産業によって潤っている土地柄だが、その割に州内の大学は、将来の人材となる学生が少ないという問題点があった。(翻訳・編集/愛玉)

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