中国人移民の資産、8割以上が米・カナダ・豪州へ―中国紙

Record China    2012年2月15日(水) 8時29分

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13日、中国人富裕層の海外移民ブームに伴い、毎年100億元(約1200億円)以上の資産が海外に流出している。写真はオーストラリア。

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2012年2月13日、中国人富裕層の海外移民ブームに伴い、毎年100億元(約1200億円)以上の資産が海外に流出している。法制晩報が伝えた。

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記事によると、そのうち8割以上の資産が米国、カナダ、オーストラリアに吸い取られており、残りの2割弱が欧州各国、シンガポール、マレーシアなどに流れている。このほか、キプロスや韓国なども新たな移民目的国となっているようだ。

英国内務省によると、2010年度〜2011年度の中国人投資移民は約50〜60人で、前年比倍増。資産100万ポンド(約1億2000万円)以上という条件を満たした中国人富裕層が1年間に英国に送り込む資産は、少なくとも5億元(約60億円)に上る。

イタリアでも昨年は新たに6000人の中国人投資移民が増えた。条件は資産1万ユーロ(約102万円)以上。これにより、同国が昨年1年間に中国人富豪から儲けた金額は4億元(約48億円)に上る。このほか、シンガポールやマレーシアでも年間数千人の中国人投資移民を受け入れており、投資総額は5億元(約60億円)に達するとみられている。

オーストラリアでもここ数年、資産50万ドル(約4180万円)以上という厳しい条件ながら、毎年約2000人の中国人が移民申請し、うち1000人が審査を通過。単純計算すると年間少なくとも32億元(約397億円)が同国経済に貢献している。

キプロスや韓国、日本は投資移民政策を始めたばかりで、中国人移民の数はそれほど多くないが、ざっと計算して2億元(約24億円)以上がこれらの国々に流れ込んでいる。地理的な優位性や政策の利便性から、この数字は今後さらに伸びるとみられている。(翻訳・編集/NN)

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