パンダの「癒やし」がなくなったら日本はどうするのか―中国コラム

Record China    2018年4月1日(日) 20時30分

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27日、中国のポータルサイト・今日頭条に、「パンダの癒やしがなくなったら、日本はどうするのか」とする、日本新華僑報の蒋豊編集長によるコラム記事が掲載された。写真はパンダ。

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2018年3月27日、中国のポータルサイト・今日頭条に、「パンダの癒やしがなくなったら、日本はどうするのか」とする、日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長によるコラム記事が掲載された。

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記事は、今年1月に河野太郎外相が訪中し、中国の王毅(ワン・イー)外相と会談した際、ジャイアントパンダ1頭をレンタルしたいとの意向を申し出たとする日本政府関係者の話を紹介。「パンダのために、河野外相は相当な思案を巡らせた。まず最初に上野動物園で生まれたシャンシャンの話でムードをつくり、それから、日中平和友好条約締結40周年に当たる今年にパンダがレンタルされれば日中関係回復のシンボルになると語ったのである」と解説した。

現在、日本には上野動物園に3頭、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドに5頭、神戸市王子動物園に1頭と、計9頭のパンダがいる。記事は、昨年生まれたシャンシャンを一目見るために、日本の市民が1200人もの長蛇の列に並んだことを挙げ、「日本人はパンダが大好き」と紹介。「まだパンダが日本に来るかどうか決まっていないうちから、各地の動物園がパンダの争奪戦を始めている」と伝えた。

そして、神戸市王子動物園は「震災復興のために2000年にレンタルしたメスのパンダの繁殖相手が欲しい」という理由、仙台市八木山動物園は「東日本大震災で被災した子どもたちの心の癒しにしたい」という理由から、それぞれパンダ受け入れを希望していると説明。しかし、「日本は地震大国であり、大きな地震のたびにパンダの癒しが必要となれば、この先パンダが足りなくなるかもしれない。動物園にとっての最も根本的な動機は、シャンシャン誕生時のような経済効果だ」と指摘した。

記事は「パンダは日本で歓迎されているが、それは貴重だからなのか。それは当たっている一方で、不完全な答えである」とし、「他の希少動物よりも素朴でかわいらしく、そこが多くの人の心の柔らかい部分を突くのである」と論じている。(翻訳・編集/川尻

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