2012年2月4日、アナウンサーや記者などメディア関係者を専門に養成する中国の国立大学、中国伝媒大学で、今年はメイク一切禁止の「すっぴん」での入学試験が行われた。5日付で法制晩報が伝えた。

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「すっぴん」が義務付けられたのは、同大学のアナウンサー学科と演劇学科の入学試験。同大学アナウンサー学院の魯景超（ルー・ジンチャオ）院長によると、これは「試験に公正を期すため」。例年、経済力のある受験生は高級化粧品をふんだんに使ったフルメイクで入学試験に臨むが、化粧品を買う経済力のない受験生もいる。経済格差が入学試験に影響しないよう配慮した措置だという。

試験会場では慌ててメイクを落とす受験生の姿がみられた。試験を控え、寝不足が続いたため目の下のクマや肌トラブルに頭を抱える受験生も多く、「そうと分かっていればちゃんと睡眠をとっておけばよかった」と嘆く声も。少しでもきれいに見せようと、大学周辺のエステに駆け込み、マッサージや美白コースを受ける受験生も大勢いた。（翻訳・編集/NN）