苦情殺到で少林寺に業務改善命令、観光5Aランク取り消しも―河南省

Record China    2012年2月3日(金) 9時42分

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1月31日、中国の河南省にある武術の聖地・嵩山少林寺は観光地としても人気が高いが、観光客から多数の苦情が寄せられ、業務改善命令が出された。写真は11年12月、不法に山を切り開き寺の拡張を行っていると指摘された嵩山少林寺の分院。

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2012年1月31日、台湾のNOWnews(今日新聞網)によると、中国の河南省登封市にある武術の聖地・嵩山少林寺は観光地としても人気が高いが、観光客から多数の苦情が寄せられている。

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苦情を受け、全国旅遊景区品質等級評定委員会が抜き打ちで調査を行ったところ、強引な客引きや白タクの多さ、僧侶までもが占いで観光客に金銭を要求しているなど、観光地の管理ができておらず、2007年に認定された最高ランク「5A」観光地の基準には達していないことが確認された。

同委員会は嵩山少林寺に対して業務改善命令を出し、2012年3月末までに改善されなければ、5Aランク認定は取り消すことになるとしている。

しかし、嵩山少林寺側は「5Aランクの認定を取り消されたとしても影響はほとんどない」としており、嵩山少林寺の広報担当責任者は、観光客による苦情の内容は以前からあったもので、観光地の管理は2009年以降は中国港中旅集団公司が執り行っていて、「管理に問題があるとしても寺そのものとは無関係だ」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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