中国の中間・富裕層、自国ブランドには「興味なし」―シンガポール紙

Record China    2012年2月1日(水) 11時26分

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30日、中国で高級品市場が拡大しているが、消費者の目に魅力的に映るのは外国製品ばかりで、中国国内の高級ブランド品には「興味がない」という。写真は海南省三亜市の免税店。

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2012年1月30日、シンガポール華字紙・聯合早報は中国の中産階層と富裕層が主要な高級品消費層になったと報じた。しかし、彼らの目に魅力的に映るのは外国製品ばかりで、中国国内の高級ブランド品には「興味がない」という。環球時報(電子版)が伝えた。

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中国の高級ブランド品市場の消費者はおよそ2億人。日本に次ぐ世界市場となっており、2011年の消費額は126億ドル(約9600億円)と、2009年と比べて40億ドル(約3048億円)も増大している。世界高級品協会(WLA)は2012年に中国が日本を上回り最大の市場となる可能性があるとしている。

しかし、大手会計事務所KPMGが高級品の消費者1200人を対象に行った調査で、中国の中産階層や富裕層にとって中国国内の高級ブランドは知名度がきわめて低いことがわかった。一部の中国系ブランドについては「高級すぎて出勤時など普段から着たり使ったり出来ない」などの理由もあり、国内ブランドに対して興味を感じないという。

その一方で、エルメスが手がける中国発のブランド「上下」(Shang Xia)や、アイスワイン「太陽谷」がWLAの世界100ブランドでトップ10入りするなど、ブランド力を徐々に高めてきている。(翻訳・編集/岡田)

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