世界漁業資源の30%超が枯渇の危機=乱獲、汚染、サンゴ礁の破壊などが要因に―UNEP報告

Record China    2012年1月29日(日) 19時36分

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27日、シンガポール華字紙・聯合早報は、世界の漁業資源の30%以上が枯渇の危機にひんしていると報じた。長年の乱獲、農業や工業による汚染、サンゴ礁やマングローブ林の破壊などが要因となっている。写真は浙江省台州市の漁港。

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2012年1月27日、シンガポール華字紙・聯合早報は、世界の漁業資源の30%以上が枯渇の危機にひんしていると報じた。

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25日に国連環境計画(UNEP)が発表した報告書は、長年の乱獲、農業や工業による汚染、サンゴ礁やマングローブ林の破壊により、世界の漁業資源の32%が枯渇の危機にあると指摘している。もしこれらの漁業資源の回復に成功すれば、世界の漁業収入は年500億ドル(約3兆8500億円)増加する。

乱獲以外でとりわけ大きな問題となっているのが化学肥料の乱用だ。海に流れ出した肥料は藻類の大量発生を促し、その海域の酸素をすべて使い果たしてしまう。こうした無酸素水塊は今や世界に500カ所存在するという。(翻訳・編集/KT)

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