2011年「考古学の10大発見」、中国の犬肉スープ入り青銅器が選ばれる―米誌

Record China    2012年1月27日(金) 21時14分

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26日、米学術誌ARCHAEOLOGYが発表した2011年「考古学の10大発見」で、中国陝西省西安市郊外の戦国時代(紀元前403〜前221年)の墳墓から発見された犬肉スープ入りの青銅製の鼎(かなえ)が選ばれた。写真は鼎の中から発見された犬の骨。

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2012年1月26日、米学術誌ARCHAEOLOGYが発表した2011年「考古学の10大発見」で、中国陝西省西安市郊外の戦国時代(紀元前403〜前221年)の墳墓から発見された犬肉スープ入りの青銅製の鼎(かなえ)が選ばれた。中国国営新華社通信(電子版)が伝えた。

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鼎(かなえ)は2010年11月、西安市郊外で発掘された2400年以上前の戦国時代の墓から見つかった。高さは約20センチ。フタを開けると緑色の液体が半分ほど入っており、その中に動物の骨のようなものも混ざっていた。

骨は長期間漬けられていたためか、緑色に変色していた。液体が残っていたのは、鼎が密封されていたためとみられる。この骨を専門家が鑑定したところ、1歳未満のオスの子犬の骨であることが判明。このことから、液体は鼎で煮込んだ犬肉スープがそのまま残されていたものだと結論付けられた。

このほか、新疆ウイグル自治区で発見された2400年前の「あわの麺」、スコットランドで発見された1000年以上前に埋められたとみられる海賊船、グアテマラで発見された約2000年前の古代マヤの女王のものとみられる墓と遺骨なども選ばれた。(翻訳・編集/NN)

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