旧正月は「見合い休暇」、海外帰国組も―中国

Record China    2012年1月28日(土) 19時29分

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27日、中国では旧正月の帰省中に見合い続きの日々を送らされる人が急増するが、それは海外留学帰国組も同様となっているという。写真は07年5月、浙江省杭州市で行われた海外留学帰国組対象のお見合い大会。

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2012年1月26日、新華網によると、中国では春節(旧正月)の帰省中に見合い続きの日々を送らされる人が急増するが、それは海外留学帰国組も同様となっているという。

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統計では2010年末の時点で、海外留学から帰国した人の総数は63万2200人。2010年だけでも13万5000人だった。かつては海外へ留学する人は珍しく、帰国すれば“超有望株”として引く手あまただったが、今ではそうした海外帰国組も、見合いをしなければ結婚相手を見つけるのは難しくなっている。

海外帰国組は、女性は結婚したがらない人が多く、男性は結婚の意思はあるものの相手が見つからないという状態が多い。2005年にカナダへ留学したある男性(30歳)は旧正月の帰省中、2週間の滞在で11回ものお見合いをこなすことに。かつて留学先で交際した女性もいたが、いざ結婚となると、中国人とは考え方や責任感の面で折り合いがつかなかったという。

ドイツのハンブルク大学を卒業したある女性は、同じく独身生活を送っていた仲間が次々に結婚したことや、独り身で居続ける身勝手を親せきや友人から良く思われないことにプレッシャーを感じ、ついに両親の勧める見合いをしてみることに決めたという。

海外での生活を経験した人たちは、生活スタイルの面で欧米に適応しても、価値観の部分では中国的な部分を持ち続けている。かといって海外の中国人コミュニティーはそれほど大きくなく、交友範囲が狭くなる傾向にあることから、結婚相手を見つけにくいと、心理学の専門家は話している。(翻訳・編集/岡田)

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