アジアで高級魚の人気上昇、海洋環境への影響を懸念―国連環境計画

Record China    2012年1月26日(木) 14時29分

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25日、アジア各国の富裕層が高級魚を好んで食べるようになったことで、その高まっている需要が海洋環境に大きな影響を与える可能性があるという。写真は重さ40キロものハタ。

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2012年1月25日、網易探索によれば、アジア各国の富裕層が高級魚を好んで食べるようになったことで、その高まっている需要が海洋環境に大きな影響を与える可能性があると、シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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生活水準の向上や食習慣の変化によって高価な魚の需要が高まることで、違法な漁獲方法でより高価な魚を捕ろうとする漁師が増える可能性がある。環境への悪影響が大きい漁獲方法もあるため、特定の魚が減少し、さらには他の魚や珊瑚礁にも影響がもたらされることになるという。

国連環境計画(UNEP)の関係責任者はマニラで行われた国連会議の席で、「アジアの富裕層はすでに一般的な食用魚では満足できなくなっており、より高価なハタやマグロを好むようになっている」と話し、1980年代には世界の漁獲高は8000万トン前後で安定していたが、今後需要がさらに高まることで乱獲や環境への影響が懸念されると指摘したという。(翻訳・編集/岡田)

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