自動車社会到来で教習所に人が殺到=新米ドライバーの増加で事故が多発―英メディア

Record China    2012年1月24日(火) 17時15分

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21日、急速に自動車が普及している中国では交通事故が多発しており、ドライバーの技能や教習所の質が問われている。ロイター・北京支局が伝えた。写真は南京の自動車教習所。

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2012年1月21日、急速に自動車が普及している中国では交通事故が多発しており、ドライバーの技能や教習所の質が問われている。ロイター・北京支局が伝えた。

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2009年、米国を抜いて世界最大の自動車市場となった中国では自動車教習所に生徒が殺到している。北京豊順自動車教習所の任興洲(レン・シンジョウ)教官は「運転が生活に必須の技能に変わり、教習生が急増している」と語った。

統計によると、2011年、中国の自動車免許保持者は2269万人増の2.36億人となった。それに伴い、2010年だけでも報告された交通事故は390万件、死亡は6万5225人、負傷者は25万4075人に達しており、ドライバーの未熟さが事故増加の原因とみられている。

豊順教習所には年間1万人前後の生徒が集まり、毎日朝8時から夜9時まで授業が行われている。三つの試験を経て晴れて免許取得となるが、学科試験は簡単で、練習用道路も現実を反映しているとは言いがたい。路上では気の短いドライバーの悪質な車線変更や、歩行者の無謀な横断に出くわすことになるからだ。

路上実習中、ある若いドライバーが教習車の運転が遅いと文句をつけてきた。助手席にいた呉聯生(ウー・リエンション)教官は、「車を降りて怒鳴りこんできたら思い切り説教してやるつもりだった」と言い、生徒の方を振り返って、「車線変更で他人の邪魔をしてはいけないが、邪魔をされた時には反撃が必要だ」と語った。誰もが自転車に乗っていた日々は、もはや遠い過去の話だ。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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