FacebookのIPOは5月か、それまでに「中国進出の夢」を果たすのは難しい―中国メディア

Record China    2012年1月24日(火) 19時7分

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22日、今年5月の新規株式公開(IPO)が有力視されているソーシャルメディア・Facebook(フェイスブック)について、「中国進出戦略を明確にしなければ、アピール不足になる」との声が中国国内から上がっている。写真はFacebookのロゴ。

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2012年1月22日、今年5月の新規株式公開(IPO)が有力視されているソーシャルメディア・Facebookフェイスブック)について、「中国進出戦略を明確にしなければ、アピール不足になる」との声が中国国内から上がっている。中国網が伝えた。

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マーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は以前から「中国市場で成功しない限り、世界進出したとは言えない」と語るなど、中国進出に強い意欲を示してきたが、中国の法律では中国企業との合弁が義務付けられていることから、パートナー選びで難航しているようだ。

Facebookのユーザーは全世界に8億人、今年8月までには10億人に達すると見込まれているが、同社にとって悩みの種はこの中に中国人ユーザーが含まれていないこと。同社はIPOにあたり、「中国進出戦略」を投資家にアピールしたいところだが、中国版フェイスブックと呼ばれる「人人網」の元責任者で、現在は新たなコミュニティサイト「点点網」を運営している許朝軍(シュー・チャオジュン)氏は「それは難しい」と語る。

すでに中国の検索大手・百度(Baidu)や電子商取引最大手・アリババなど複数社と交渉済みだが、いずれも不成立に終わっているという。許氏は「Facebookは主導権を中国側に渡す気がない。株式の半数以上を保有したい考えだが、もしもこれをあきらめて資本参加という形にすれば、見込みはあるかもしれない」と指摘する。

だが、中国進出に成功したとしても、先に進出したグーグルなどの事例を見れば分かる通り、検閲当局からの圧力という難題にも直面することになる。しかも現在、Facebookは中国国内からはアクセスできない状態だ。許氏はFacebookの中国進出への道のりはかなり険しい、との見解を示している。(翻訳・編集/NN)

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