中国人のブランドコンプレックスが世界経済を左右する―韓国紙

Record China    2012年1月22日(日) 12時34分

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19日、韓国紙・東亜日報に「中国人のブランドコンプレックスが世界経済危機を支える」と題した記事が掲載された。写真は北京のグッチ店舗。

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2012年1月19日、韓国紙・東亜日報に「中国人のブランドコンプレックスが世界経済危機を支える」と題した記事が掲載された。環球時報(電子版)が伝えた。

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中国商務部は先月末、今年20カ所以上の都市にブランド直営店を設置する計画を発表した。ベルサーチなど30以上の欧米ブランドが同時に参画し、自国の新製品発売時には中国国内でも同価格同時販売するというもの。中国はこのプランの詳細を明らかにしていないが、参画ブランドに対して30〜100%の減税優遇措置も検討されている。

世界高級品協会(World Luxury Association=WLA)の統計によると、2011年に中国人が欧州で購入した高級品は500億ドル(約3億8500万円)に上る。高級品業界は中国市場に注目している。2011年、中国における高級品消費が初めて1000億元(約1兆2000億円)を突破、前年比20%増以上の成長となった。しかもこのデータは中国国内購入だけの数値だ。コンサルティング大手マッキンゼー・アンド・カンパニーの予測では、世界の高級品(自動車やプライベートジェットなどを除く)の消費における中国の占める割合は、2010年には10%を占め、2015年には20%になるとみられている。将来的には70%に達すると予測するアナリストもいる。

中国の高級品市場には特徴がある。主な購買層は15−20歳の青少年で、見えを張るための「メンツ消費」だ。青少年の高級品に対する渇望をみると、彼らが30−40歳になったとき、その市場規模は膨大なものになるだろう。経済低迷に苦しむ欧米諸国にとって間違いなく救いとなる。自国・自社での製造比率が高い高級品は欧米の雇用もけん引する。昨年、中国は援助目的でスペイン国債を4億ユーロ(約398億円)購入、しかも中国人観光客は欧州の高級品を500億ドル購入している。これがすべてを証明している。世界経済を支えていることは間違いない。(翻訳・編集/渡邊英子)

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