病に倒れた日本語ボランティア・山田茂さんが帰国の途へ、教え子らが見送り―陝西省西安市

Record China    2012年1月21日(土) 9時8分

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19日、中国陝西省西安市で10年前からボランティアで日本語を教えていた山田茂さん(77)。今月初めに病に倒れ、現地で治療を受けていたが、同日午前0時(現地時間)ごろ、無事に日本への帰国の途についた。

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2012年1月19日、中国陝西省西安市で10年前からボランティアで日本語を教えていた山田茂さん(77)。今月初めに病に倒れ、現地で治療を受けていたが、同日午前0時(現地時間)ごろ、無事に日本への帰国の途についた。中国新聞網が伝えた。

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山田さんは13年前、単身で西安に留学。中国語を3年間学んだ後、現地に残り、ボランティアで日本語を教えていた。ところが、今月初め、突然病に倒れた。診断は末期の腸がん。病身の山田さんをかつての教え子たちが懸命に支えた。報道で山田さんの存在を知った善意の市民も大勢、見舞いに訪れた。

名古屋の自宅に帰りたい、との思いを口にした山田さん。連絡を受けた妻の晴美さんら家族が14日、西安に到着した。山田さんが快適に帰国の途につけるよう、病院や航空会社が全面協力。ちょうど春節(旧正月)前で予約が取りにくい状況だったが、航空券はすぐに手配された。

山田さん夫妻は西安を離れる際、「お世話になった皆様に心からの感謝を申し上げます」と頭を下げた。晴美さんは「(山田さんのことを報じた)これらの新聞を持ち帰って、皆に見せます」と語った。現地で最後まで山田さんを支えた任英(レン・イン)さんら教え子たちも空港まで付き添い、山田さんを見送った。(翻訳・編集/NN)

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