Record China 2012年1月21日(土) 0時8分
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19日、米大学の研究でSNSにかける時間が長い人ほど「自分は人より不幸だ」と思う傾向が明らかになった。資料写真。
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2012年1月19日、北京晨報によると、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にかける時間が長い人ほど「自分は人より不幸だ」と思う傾向が明らかになった。
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米ユタバレー州立大学の社会学者ニコラス・エッジ氏は425人の大学生を対象に幸福感と友人関係について調査した。対象の大学生に対し、SNS上の友人数、その中で現実世界で知りあっている友人数などSNSのフェイスブックの使用状況についても聞き取りをした。結果、大学生の95%がフェイスブックに登録しており、平均2.5年間、登録を継続している。SNS上の近況や写真の更新、友人の動向を確認するなどに平均週5時間を費やしていた。
調査結果から性別、宗教、婚姻状態など影響のある要素を排除してわかったのは、「フェイスブックに費やす時間が長ければ長いほど、自分は他人よりもよい生活ができていないと思う傾向が顕著」だということ。フェイスブック上に現実世界では知り合いではない友人が大勢いる学生ほどこの意識は強烈だ。また、フェイスブックを長年利用しているユーザーほど不公平感が強かった。オンライン上の交際を好む人に比べ、現実世界で多くの時間を友人との交流に割いている人は生活の不公平さを感じにくいという。
英紙デイリー・メールは18日、研究者の話として、この種のSNSによりもたらされる生活に対する不満は心理学で「対応バイアス」と呼ばれる結果だと伝えた。「対応バイアス」は心理学の用語で、「根本的な帰属の誤り」ともいう。すなわち、人は限られた知識の中で他人の行動を誤って説明することがある。フェイスブックでにっこり笑っている他人の写真を見ると、「他人はいつも楽しく暮らしている」と思ってしまう。現実世界で知らない人ほどその傾向が強いという。(翻訳・編集/渡邊英子)
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